再生医療を任せる医師の選び方と専門性を見極めるための視点
再生医療を受けようと決めたとき、最後に行き着く問いがあります。それは「どの医師に任せればよいのか」という問題です。
再生医療は、まだ発展の途上にある医療分野だと言えます。同じ治療名でも、担当する医師の知識や経験、診療への姿勢によって、受けられる説明の質も、適応の見極めの精度も変わってきます。クリニックの設備やアクセスも大切ですが、突き詰めれば、自分の体を託す相手は目の前の医師にほかなりません。だからこそ、医師をどう選ぶかという視点が、再生医療では特に重要になります。
本記事では、再生医療を任せる医師を選ぶうえで確認したい専門性の見方と、信頼できる医師に共通する説明姿勢、そして見極めのために患者ができることをお伝えします。

上利 理代(あがり まさよ)
Riyoメディカルクリニック 院長
再生医療医/統合医療医/放射線治療専門医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター
高知医科大学(現・高知大学医学部)を卒業後、岡山大学放射線科に入局。放射線治療専門医として、がん治療の臨床に長年携わる。在宅医療・統合医療の現場を経て、発症を未然に防ぐ医療の実現を目指し、2022年7月にRiyoメディカルクリニックを開院。「病気を診るだけでなく患者様を診る」という姿勢のもと、幹細胞治療、高活性化NK細胞療法、エクソソーム(幹細胞培養上清液)を統合的に組み合わせた診療を提供している。
なぜ再生医療では「医師選び」が重要なのか
医師選びの話に入る前に、なぜ再生医療でこの視点が欠かせないのかを整理しておきましょう。
確立された標準治療であれば、どの医療機関でも一定の質が担保されています。治療の手順や適応の基準が明確に定まっているためです。一方、自由診療の再生医療は、エビデンスが蓄積されている途上にあり、適応の判断や治療設計に医師の裁量が大きく関わるところです。この裁量の幅こそが、医師による差を生む要因となります。
たとえば、ある患者に再生医療が向いているのか、それともほかの治療を優先すべきなのかという問いが生じます。その判断は、再生医療への深い理解と、患者の全身状態を見渡す診療経験の両方があってはじめて適切に下せるものです。設備が同じでも、判断を担う医師の力量によって結果が変わり得るのが、再生医療という分野の特徴です。
つまり、再生医療における医師選びは、治療の入り口であると同時に、結果を左右する分岐点でもあります。慎重に見極める価値が十分にある部分だと言えるでしょう。
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専門性を見極めるための観点

では、医師の専門性は何を見れば判断できるのでしょうか。いくつかの具体的な観点をお伝えします。
再生医療に関する資格や認定
一つの手がかりとなるのが、再生医療に関する資格や認定の有無です。日本再生医療学会は、再生医療認定医という制度を設けています。
この制度は、医療倫理を理解し、再生医療の基盤となる細胞や組織、法的規制に関する知識を持ち、再生医療の実践を支える技術に習熟した医師を養成することを目的としています。(出典:日本再生医療学会 再生医療認定医)こうした認定を受けているかどうかは、その医師が再生医療に体系的に取り組んできた一つの証になります。
ただし、資格があれば万全というわけでもありません。資格は前提となる知識を備えていることを示すものであり、実際の診療の質や患者への向き合い方までを保証するものではないからです。資格を入り口としつつ、ほかの観点とあわせて総合的に見ることが大切です。
関連分野での診療経験
再生医療の効果は、患者の病状や全身状態と深く関わるものです。そのため、再生医療そのものの知識に加えて、治療対象となる領域での診療経験が、医師の判断を支える土台になります。
たとえば、がんに関わる免疫療法を扱う医師であれば、がん治療の臨床経験がその判断の厚みを生みます。整形領域の再生医療であれば、関節や運動器の診療経験が重要です。再生医療を「点」として扱うのではなく、患者の病態全体のなかに位置づけて考えられる医師は、より的確な治療設計ができると考えられます。
統合的に治療を組み立てられるか
再生医療には、幹細胞治療や免疫療法、エクソソーム(幹細胞培養上清液)を用いた治療など、複数のアプローチが存在するものです。患者の状態に応じて、これらを適切に組み合わせて治療を設計できるかどうかも、医師の力量が問われる部分です。
単一の治療だけを勧めるのではなく、患者にとって何が最適かという視点から、選択肢を整理して提案できる医師は信頼に値します。患者一人ひとりの状況に合わせて治療を組み立てる姿勢が、再生医療では重要になります。
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信頼できる医師に共通する説明姿勢

専門性と並んで、あるいはそれ以上に大切なのが、医師の説明姿勢です。どれほど高い専門性を持っていても、それが患者に伝わらなければ意味がありません。信頼できる医師には、説明の仕方に共通点があります。
まず、効果だけでなくリスクや限界も率直に伝えてくれるという点です。再生医療は万能ではなく、効果には個人差が生じるものです。その現実を包み隠さず説明し、「効かない可能性」にも触れてくれる医師は、誠実だと考えられます。逆に、「必ず治る」「副作用は一切ない」と断定する説明には、慎重になったほうがよいでしょう。
次に、患者の質問に丁寧に答えてくれるかどうかも見ておきたいところです。専門用語をかみ砕いて説明し、患者が納得するまで時間をかけて向き合ってくれる姿勢は、信頼の土台になります。質問を歓迎しない、あるいは曖昧にはぐらかすような対応が見られたら、その医師に身を委ねることには慎重になりましょう。
そして、ほかの選択肢にも目を向けてくれるかという点も見逃せません。自院の再生医療だけを推すのではなく、標準治療やほかの治療の可能性も含めて、患者にとっての最善を一緒に考えてくれる医師は、患者本位の医療を実践していると言えます。
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患者が見極めのためにできること

ここまで医師を見極める観点をお伝えしてきましたが、患者の側にもできることがあります。受け身で説明を待つのではなく、能動的に確認する姿勢が、よりよい医師選びにつながります。
カウンセリングの場で、効果の見込みやリスク、費用、ほかの選択肢について、遠慮なく質問してみましょう。その質問にどう答えるかを通して、医師の専門性と誠実さが見えてきます。納得のいく答えが返ってくるか、はぐらかされないかを、自分の目で確かめることが大切です。
また、医師の経歴や、その医療機関が再生医療等提供計画を届け出ているかといった情報も、事前に確認しておくと安心でしょう。正規の手続きを経た医療機関であれば、こうした情報を明確に示せるはずです。
Riyoメディカルクリニックの院長である上利理代は、放射線治療専門医としてがん治療の臨床に長年携わってきました。再生医療医・統合医療医として、幹細胞治療、高活性化NK細胞療法、エクソソーム(幹細胞培養上清液)を統合的に組み合わせた診療を提供しています。「病気を診るだけでなく患者様を診る」という姿勢のもと、一人ひとりの状態に応じた治療設計を心がけてまいりました。
信頼できる医師のもとで再生医療を受けるために
再生医療は、確立された手順だけで結果が決まる医療ではありません。だからこそ、治療を任せる医師の専門性と誠実さが、安心して治療に臨むための土台になります。
医師選びでは、資格や経歴といった見えやすい情報だけでなく、説明の丁寧さやリスクへの向き合い方、患者本位の姿勢といった部分にも目を向けてみてください。そして、患者自身が積極的に質問し、納得できるまで対話を重ねることが、信頼できる医師を見極める確かな道筋になります。
時間をかけて医師を選ぶことは、再生医療を安心して受けるための大切な準備です。焦らず、自分が信頼できると感じられる医師のもとで、治療への一歩を踏み出してください。
再生医療の医師選びはRiyoメディカルクリニックへ
「信頼できる医師のもとで再生医療を受けたい」「自分の状態に合った治療を専門医に相談したい」とお考えの方は、大阪・梅田のRiyoメディカルクリニックにご相談ください。
当クリニックは、厚生労働省に第2種再生医療(幹細胞治療)および第3種再生医療(高活性化NK細胞療法/計画番号:PC5240046)の提供計画が受理された医療機関でございます。院内にはCPC(細胞培養加工施設)を完備しており、細胞の採取から培養、品質検査、投与までの全工程を院内で一貫して管理する体制を整えてまいりました。
院長の上利理代は、放射線治療専門医としてがん治療の臨床に長年携わってきました。再生医療医・統合医療医として、幹細胞治療、高活性化NK細胞療法、エクソソーム(幹細胞培養上清液)を統合的に組み合わせた診療を提供しています。カウンセリングでは、期待できる効果やリスク、ほかの選択肢についても丁寧にご説明いたしますので、どうぞ安心してお越しください。
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