エクソソーム?培養上清液?
ひところ「エクソソーム」という言葉が独り歩きし
どこの広告にも「エクソソーム〇億個!!」という文字が踊りました

「エクソソーム」
細胞から分泌される小さな小さな小胞で、細胞間の情報伝達に重要な役割を持っています
細胞修復や再生、免疫作用、抗炎症作用を促進する可能性が示唆されていますが
エクソソームそのものが、効果を発揮するのではありません
また、シャボン玉のようなものなので、
割れた破片や中身がない空胞のものもあります
シャボン玉なので、フリーズドライ加工したものは、どうなるか容易に想像ができます
なので、単純に「○○億個!!」という表現が、品質保証にはなりません
では幹細胞培養上清液がなぜよいのか??
まず、培養上清液とは
培養が終わった幹細胞を全て取り出した後に、
溶液を遠心分離し、不純物を取り除き、ろ過・滅菌などの工程を経て
ウイルス検査など品質管理検査に合格した上澄みです
そこには
培養の際に放出されたサイトカインやエクソソーム、
そのほか500種類以上もの成長因子が含まれています
こういった安全で豊富な有効因子と
上質のエクソソームが併存することで効果が出ると言われています
さらに、効果や品質が不安定になりやすい傾向にあります
その鍵は
「温度・時間・衝撃」です
*温度:研究では -80度が標準的に推奨されています
通常の冷蔵冷凍では、短期のみと言われています
*時間:それぞれの保管温度で時々刻々と成分の劣化が報告されています
*衝撃:凍結⇒解凍 たった1回でも粒子数の低下や膜の損傷が確認されています
(https://www.mdpi.com/2075-1729/12/5/697)
つまり大事なことは
安全で良質な培養上清液が
適正な温度で保管される
この環境が担保されなければ、本当に効果のある上清液は提供できない
ということになります
次回は、当院がこだわる培養上清液と保管環境について
お話します

記事一覧へ
当クリニックは完全予約制です。
ご予約は前日までにお願いいたします。当日予約をご希望の場合は、お電話にてご相談下さい。また、ご予約後のキャンセル・変更は早目にお知らせ下さい。
※予約の状況により、ご希望に添えない場合もございます。何卒ご了承くださいませ。