「免疫寛容」ってなんだろう①
コロナ禍を経て
先日の坂口教授ノーベル賞受賞もあり「免疫」に関する話題がつきません
以前、私たちの体を守る「免疫」について記事にしました
実は健康を守るうえで重要な状態のひとつに「免疫寛容」というものがあります

まず免疫とは
「外部から入ってきた(時には体内で発生した)
“自分ではないもの”を認識して排除する 体の防衛機能」の事です
「自分ではないもの」「有害であるもの」と認識したものを排除し、健康を保っています
一方で、有害ではないと判断できるものや自身の細胞などには反応しないようになっています
これは、「免疫機能」のみならず「免疫寛容」という機能も備わっているからです
免疫細胞の中で「自分ではないもの」「有害であるもの」の目印をつくる細胞が「B細胞」です
目印がついた細胞を攻撃したり、攻撃指示を出したりする細胞が「T細胞」です
この二つの細胞は、それぞれ胸腺という組織と骨髄で作られています
作られて、そのまま体内を駆け巡るかというと
そうではありません
きちんと、「有害であるもの」と「有害ではないもの」の判断ができるか
厳正なチェックをうけます
そのチェックに合格した細胞だけが 体内で活躍します
万一、そのチェックを潜り抜けた 間違った免疫を発動するT細胞・B細胞は
その後、制御性T細胞(Treg細胞)によって見つけられ、その動きを制御されます
この二つのチェック機構によって
私たちの体内で 「有害なものだけが排除される」という
健康を保つ上でとても重要な働きがスムーズに起こっています

では
「免疫寛容」が正常に機能しない場合、どんな事がおこるでしょう
「自身の細胞など」に対して免疫細胞が攻撃を起こしてしまいます
このような免疫寛容機能低下によって引き起こされるものが「自己免疫疾患」と呼ばれる病気です
免疫機能は
働きすぎても低下しても身体には良くないのです
何かしらの体の不調を感じた場合、何かの診断を得た場合
自分の免疫機能がどういう状態であるか
どのように向上させたりコントロールさせたりすればよいのか
答えを見つけるのは、なかなか難しいかもしれません
悩んだ時には
お気軽にご相談ください
一緒に、体の中で何が起こっているか 考えていきましょう
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