

「免疫」の話
「免疫」「免疫力」
よく耳にし、目にするようになりました
それでも実は、ぼんやりと何となく知ってる という方が殆どではないでしょうか
すこし分かりやすく解説してみようと思います
一言でいうと
「外部から入ってきた(時には体内で発生した) “自分ではないもの”
を認識して排除する 体の防衛機能」の事です
免疫には
自然免疫と獲得免疫の二つがあります
自然免疫
侵入してきた自分ではないものに対して
真っ先に反応して攻撃を開始する反応です
どんな時も、少しでも自分たちと違う!ものに対して迅速に反応します
最強なのがNK細胞
他にはマクロファージや顆粒球などといった細胞が
特攻隊として働きます
獲得免疫
自分ではないものが以前すでに侵入した経験があり
その記憶した目印を認識出来れば
攻撃を仕掛ける反応です
T細胞やB細胞などがその任務を担っています
ここで、
免疫細胞の種類を確認してみましょう
私たちの血液は、赤血球、白血球、血小板、血漿で構成されています
中でも、白血球は、様々な免疫細胞で成り立っています
大きく分けると①顆粒球 ②リンパ球 ③単球 に分類されます
それぞれにいくつかの免疫を司る細胞が属しており、総動員で体内において戦います
顆粒球 |
好中球 |
好酸球 |
|
好塩基球 |
|
リンパ球 |
T細胞 |
B細胞 |
|
NK細胞 |
|
単球 |
樹状細胞 |
マクロファージ |
① ―1 好中球:細菌や真菌感染から体を守る免疫細胞です
―2 好酸球:寄生虫感染やアレルギー抑制に働く免疫細胞です
―3 好塩基球:アレルギー反応に関与する免疫細胞です
特定の異物を見つけると、アレルギー反応を引き起こします
② リンパ球の中の免疫細胞については次回に
③ 単球は異物を細胞内に取り込んで、異物を消化し、細胞表面に目印を提示します
単球が血管外に移動して、マクロファージや樹状細胞へ分化します
マクロファージや樹状細胞についても次回に説明します
言葉が独り歩きしている感じもある「免疫」
自分の体の防衛機能として働いています
日常生活の小さな努力でその力をパワーアップさせることが可能です
病気にならない体つくり
なっても重症化させない体つくり
それがこれから重要になってきます

当クリニックは完全予約制です。
ご予約は前日までにお願いいたします。当日予約をご希望の場合は、お電話にてご相談下さい。また、ご予約後のキャンセル・変更は早目にお知らせ下さい。
※予約の状況により、ご希望に添えない場合もございます。何卒ご了承くださいませ。