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医師になった私② IVR研修

IVRInterventional Radiology (画像下治療)

X線透視やCTなどの画像ガイド下で

体内を透見しながらカテーテルや針を使用して行う低侵襲治療

 

カテーテルを用いた診断・治療や

体外から生検針をさして行う組織検査が主です

 

私が医者になったとき、

リアルタイムでCT画像を確認しながら

肺がんや腎臓がんの生検を行う

CTガイド下肺生検」が盛んになり始めていた頃でした

 

それまでのVATS(胸腔鏡下手術)と比して

患者様の負担と

検査の精密度と

それらを慎重に比較しながら 日々研修と研究を行っていました

 

また、肝臓がんや子宮の病気 腎臓がんなども

手術するのではなく

そこへ栄養を運ぶ主要血管へのアプローチで治療を行う血管内治療が多く

毎日のようにカテーテルを操作していました(塞栓術)

 

肝臓がんなどの血管内治療は23日が主流だったので

毎週毎週、10人以上の担当患者の入退院がありました

 

毎週水曜日の午後にあるカンファレンス&医局会で

新人医師は担当患者のプレゼンを行うのですが

担当患者の数がかなり多く

その準備で火曜日は徹夜ということも多かったです

 

血管はまさに「十人十色」で正常亜型が山のようにあったので

全ての担当患者の血管造影を把握するには相当の時間がかかりました

 

どの業種でもそうだと思いますが

新人が

上司勢揃いの場でプレゼンするなんて

「「ひい~~~~~」」という状況で

緊張とストレスと・・・吐きそうになりながら

準備していたのを覚えています

 

それでも、IVR研修で多くの患者様やご家族様と接して

お話して

忙しい中にも

毎日がとても充実して楽しかった覚えがあります

 

とにかく

どんなに忙しくても

寝てなくて顔がめちゃくちゃでも

病室で患者様が待ってくれていると思うと

思わず足早に病棟に向かう毎日でした

 

本当に

家に帰ることが出来ないくらい忙しかったけれど、楽しかった

 

東1 放射線科病棟

新人医者の私の始まりの場所です

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