

放射線治療って 免疫を下げるんでしょ???
「放射線治療」
どんなイメージを持ちますか?
「免疫が下がるんですよね?」
「関係ない場所まで、放射線が当たるんですよね?」
「正常組織まで ダメージ受けますよね」
「髪の毛、抜けますよね?」
「長期入院が必要ですよね?」
「もう他にすることがない もしくは最後に受ける治療ですよね?」
一般的に知られてきた今までの概念では、
多くの不安が沸き上がってきます
実際に、患者さんたちやご家族の皆様から、
このように「怖い」マイナスイメージをもつ質問を受けます
ですが、、、、
今の放射線治療の現状からお答えすると
いずれも 「いいえ そんなことはありません」 です
・免疫は 逆にあがります
癌が元気な状態とは、身体が癌を受け入れている「免疫寛容」という非常に低い免疫状態です
放射線治療によって、がん組織が免疫細胞に見つかりやすくする目印をだしたり、免疫を下げるTreg細胞が消失したり、ほか様々な細胞レベル・遺伝子レベルの変化が生じることで、自分の免疫が復活すると言われています
・当てたい場所だけ放射線が当たります
治療計画を立てる際には、画像を取り込み、ターゲットとなる腫瘍を確実に把握して、そこに有効な線量が当たるように設定できます
呼吸などで位置が変わる臓器でも、画像で追尾しながら照射するので、間違った場所に放射線が当たることはほとんどありません
・正常組織への放射線は可能な限界まで絞っていきます
360度ぐるりと、無数の方向から放射線が出てくるので、ターゲットに集中させることが出来ます
周りの組織へ大きな力の放射線が当たることが無いようにできます
・髪の毛はぬけません
狙った場所のみに放射線があたるので、頭皮や毛母細胞へダメージが加わることはありません
・外来で受けられますし、病変によっては、回数少ない治療も選択できます
激しい副作用(有害事象)は生じにくいと言われます
(標的となる臓器や癌の状況によっては、嘔気や倦怠感は出ることがあります)
正常組織にはほとんど当たらないため、入院が必要な身体状況になることはほぼありません
病変によっては、1回や3回照射などが適応になる場合もあります
20回以上となることもありますが、基本的に外来で行います
・FirstChoiceとして、初期治療の組み合わせの一つとして 行うことが重要です
日本の癌患者さんで
積極的な治療の過程で放射線治療を受ける確率は30%以下と言われています。
一方で、アメリカなどでは75%もの方が、放射線治療を取り入れており、その生存率も伸びています
(出典:厚生労働省「緩和的放射線治療 現状と充実の必要性」)
「癌は怖い病気」 から
「コントロールできる病気」
「予防できる病気」
となっています
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